少年サッカーに関わる私

少年サッカーに関わる立場での意見などを書いていきます。

両足使えた方がいいですか?

利き足だけでプレーするという方針のチームをときどき見かけることがあります。

そんなチームの保護者の方から「両足使えた方がいいですか?」と聞かれることがあります。答えは言うまでもなく「当たり前です。使えた方がいいに決まっている。」です。

 

利き足だけを使えと言う指導者はメッシとかを引き合いに出して話をしますが、メッシは右足でも強烈なキックを蹴れます。左足でのフィニッシュが多いですが、右足でも高い精度で蹴れるのでより左足が活きているのです。

相手より遠い方の足でトラップしないと、寄せの速い選手には簡単にボールを取られてしまいます。逆足が蹴れないと、せっかくのシュートチャンスをボールを持ち替えている間に潰してしまいます。

小学生の内から両足を使っておくことはサッカー面は勿論、身体にとっても重要なことです。利き足だけでプレーをしていると負担が集中するため、故障のリスクが高くなります。また、身体のバランスも悪くなります。

両足使えた方がいいです!

マナーの悪いチーム、コーチを見て納得

とある大会で、保護者達が椅子を並べて座って自分のチームの応援をしているときのことでした。

向こうの方から他のチームの選手たちが歩いてきて、堂々と保護者達の目の前を横切って行きました。別に後ろが狭くて通れなかった訳ではなく、むしろ後ろの方がかなりスペースがある状態でした。

 

保護者達が顔を見合わせて呆れていると、今度はそのチームのコーチ達が歩いてきました。まさかとは思いましたが、そのコーチ達も試合を観戦中の保護者達の前を普通に通って行きました。その保護者達は、笑うしかありませんでした。

そのマナーの悪いチームは、地元では強豪と呼ばれているチームですが汚いプレーが多く他のチームからは嫌われているようです。

やはり指導者の責任は重大です。サッカーが上手ければいいというやり方では、その子たちの将来に悪い影響を与えるだけです。指導者の方には、その時勝てるチームを作って自己満足するのではなく、子ども達の将来にも責任を持って欲しいと思います。

プロサッカー選手になれるのはほんの一握り

当然のことですが、プロサッカー選手になれるのはほんの一握りの人だけです。東大に合格するよりJリーガーになれる確率の方が遥かに低いと言われています。

勿論、小学生年代の子ども達がプロサッカー選手を目指して夢を持って頑張ることはとても素晴らしいことだと思います。

ただ、最近はサッカー熱が高すぎる親御さんが多くなってきているのも事実です。とにかくサッカーだけやってサッカーさえ上手ければ偉いと思っている家庭をよく見ます。そういう家庭で育っている子どもは残念ながら、これから長い人生を生きていく上で大切なものが欠けているケースが多いです。そのような子ども達が、サッカーで駄目になったとき非常に困難な人生が待っているはずです。

 

親として自分の子どもに期待する気持ちは、私もサッカー少年の父親なのでよく分かります。勿論、親としてサポートしてあげることは大切なことだと思います。

ただ、サッカーだけでなく礼儀など人として本当に大切なこと、勉強の重要性を教えることの方が親として大事なことです。

中学生になるときがサッカー人生の大きな分岐点だと思いますので、客観的に自分の子どもの実力、やる気を見ることも必要なのかなと思います。

家の中でボールを転がしていると自然とボールタッチが良くなる

家の中でもサッカーの練習はできます。

お勧めなのは、家の中を移動するときにボールを転がしながら動くということです。勿論、家の中ですから物にぶつけたり大きな音を立てないようにします。

ポイントは音を立てずにボールを動かすというところです。実際にやってみると物にボールが当たりそうになった時に、とっさにボールを引く動きなども身に付きます。

これを意識することによりボールを細かいタッチで扱うことができるようになり、自然とボールタッチも柔らかくなります。

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勿論、外で思い切り蹴るのが大事ですが家にいるときでもトレーニングはできます。

習慣化してくれば、何も考えずに家の中でも常にボールを触るようになります。

そうなれば、子どもはメキメキ上達するようになります。

ゴールを決めても喜ばないチーム

小学生のチームでゴールを決めても喜ばないチームがいます。大体二通りのパターンに分かれます。

そこそそ強くてコーチの方針でそれを良しとしないチームと、Jリーグの下部組織で勝って当たり前のチームです。

後者の方は、その地方で選ばれた一番上手い子どもが集まっていて本気でプロを目指しているチームです。普通に考えれば負ける訳がありません。それはまだ分かります。

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個人的に分からないのは、そこそこ強いチームでゴールしたことを喜ばないチームです。それはコーチの自己満足に思えます。自分のチームは強くて、ゴールを決めても喜ばないのが指導者としてのステータスを上げると思っているんだと思います。でも実際にプレーしている子ども達はどうでしょうか?ゴールを決めて嬉しくない子はいないと思います。

プロでもゴールを決めてメチャクチャ喜びます。

小学生のチームでゴールを決めて喜ばないというのは、異常だと思います。